誕生日とその翌日の記録


5月末日は私の誕生日(ちなみに映画人ではこんな人たちと同じ)。
日々満たされない思いはありつつ、どうしても譲れない部分は生まれたときから無意識に譲ってこなかったので、これ以降は、自分の欠点をはっきりさせて、それに沿った(自分にも他人にもダメージが最小限であるような)生活・人生を送りたいと思うようになった。私の欠点は社会性に欠けること…その場での社交は得意だけど、毎日決まったことをする、約束を守るといったことができない。一般的に則るべきとされる人間関係の規範も持てない。じゃあどうすればいいかというと、まだよく分からない。

 
土曜日は一日雨だった。お昼前、同居人が高島屋のグラマシーニューヨークに予約したケーキを取りに行ってくれた。手の平サイズのケーキが12個。こういう詰め合わせって今はあちこちで扱ってるけど、これは適度に大きくて、バラエティに富んでおり、食べるのが楽しかった。実家近くに本社があるのも少し贔屓にしてしまう理由(笑)
ケーキを食べて休憩してからミッドタウンへ。ちょっとしたものをプレゼントにもらう。その後アメ横で夜ごはん用のたらばがにとまぐろを買い、新宿へ戻ってガーデンシネマで「パリ、恋人たちの2日間」。気持ちがよく笑える映画だった。同行者は「今年観た中でいちばん面白かった」と言っていた。


日曜日は久々の晴れ間に洗濯などをし、かに雑炊を食べてから、シネマート新宿で「ラスベガスをぶっつぶせ」。映画の日でもあり長蛇の列だったけど、同居人が朝走りに行くついでに券を取ってきてくれたので整理番号はまた「1」。
主役のジム・スタージェスは死ぬほどスーツが似合う。カジノ仲間の一人で「ディスタービア」で顔を覚えたアーロン・ヨーもキュートだった。それにしても、親友や(のちの)恋人など皆いい人すぎる〜という印象。音楽がよかった(最後のあのアレンジは苦手だけど)。
「自分は頭がいい」と思っている男の話、ということでちょうど読んでいる真保裕一の紙幣偽造もの「奪取」を思い浮かべた。


奪取(上) (講談社文庫)

奪取(上) (講談社文庫)


年始に映画「ヒトラーの贋札」を観た後、これも面白いよと勧めてもらったもの。ようやく手をつけた。私は小説って苦手で、とくに日本のミステリーは登場人物のキャラクターを臭く感じてしまい(真面目な作者が一生懸命作ってるんでしょ、と感じてしまい)読み進められないことが多い。これも同じく主人公がダメでストップしてたんだけど、だんだん面白くなってきた。