嫌われ松子の一生


土曜日の夕方、歌舞伎町で観たのですが、中学生のグループから初老の夫婦まで、あんなに客層が幅広かった劇場は久しぶり。
エンドロール後に突然、強烈な「パンケーキ臭」(作中キーとなる食べ物/たぶんウチラが嗅いだのは、誰かがぶちまけたのかもしれない、キャラメルポップコーンのにおい)が漂ってきたのにはびっくりした。


よくもわるくも、純粋に「映画」を楽しんだ…というのが感想。
よって、人生がどうのこうのという感慨はまったくないのですが、私としては、帰省した松子が、弟にクルマで駅まで送ってもらうシーンの、車窓からの風景が、「下妻物語」で桃子がアンブレラさして歩いてた田んぼの中の風景…いわゆる日本の「田舎」…より、さらに恐ろしくて、逃げなくちゃ、逃げなくちゃ、と思わせられました。
それから、「happy wednesday」を歌い踊るシーンでの中谷美紀の胸の形が(おそらく下着のせいで)すごく変で、気になって気になってしょうがなかった。なんであれでオッケーしたんだろ…?

嫌われ松子の歌たち

嫌われ松子の歌たち