スカートでゆくケモノ道


私のクローゼットは無地でぴったりした服ばかりなので、仕事場では、上に何か羽織るなりすればそのまま使えなくもないのですが、やはり胸や膝が出ないものを幾つか揃えました。ブラウスやニットにフレアめの膝丈スカートとか、そんなかんじ。夏はノースリのワンピースにカーディガン羽織るつもり。まあパッと見、いつもの格好とさほど変わりない。これに黒のショートヘアが普段の私だけど、今年は頑張って伸ばしてるんで、夏にはまとめてみたいな。
今月号のヤングユーで鈴木砂羽がスカート話をしてたけど、私は彼女と逆で、パンツスタイルというものをしたことがない(ジーンズも持ってない)。尻がでかいので野暮ったくなるから。それに、以前も書いたけど、私にはどう考えてもスカートの方がラクに思える。だって排泄も性行為もぱっとできるし、脚一本ずつくるまれてる方が生理的に息苦しい。実際私はトイレの個室使用時間がすごく短くて、えっもう?と驚かれたりする。下に何もはいてなければそれこそ何でも…
そういや岡崎京子CREAに連載してた「女のケモノ道」が単行本化されるんだってね!(文藝春秋ページ/ASIN:4163667806)これに「クリスマスの日にパンツをはかない女の子」の話が出てくるの。当時のCREAはほんと面白くって、「ヘルタースケルター」(連載95年〜)のりりこのマネージャー・羽田ちゃんも自宅で読んでる描写があったっけ。ちなみに私、岡崎京子では実は「ヘルタースケルター」が一番好きで、ほんと、最後まで駆け抜けてくこの感覚ってすごいと思う。
閑話休題鷲田清一は、60年代にミニスカートが初めて登場したときは「大股で堂々と歩ける開放的な服装」と受け止められてた、と書いてたけど(何かの引用だったけど元は忘れた)、私がスカートに抱く感覚は、それに似ている。実際歩き方がしがししてるし。