週末の記録



帰省の前に、両親の故郷である魚津に立ち寄った。
子どもの頃、夏休みになるとよく来た魚津水族館は創立100周年でリニューアルオープンしたばかり。入口の丸い水槽に泳ぐウミガメを見るのが好きだったものだけど、水槽は汚れ、亀の姿は消えていた。
でも館内は、関東圏の水族館に比べたら展示の規模こそ小さいけど、濃密で楽しかった。魚津水族館が「現存する日本最古の水族館である」ことや、子どもの頃は巨大に感じてた「富山大水槽」が「世界初の全面アクリル製トンネルである」ことなど、知らなかった。


近くの魚津埋没林博物館にも足を伸ばす。昔、私はここから帰るやいなや気が違ったように、木の枝を拾ってはプラスチックの水槽や洗面器に入れて自室や応接間に置くようになったものだけど、「何」を見てそうなったのか、30年程思い出せずにいたのが、ここの水中展示館の地下の窓の前に立った時、謎が解けた。プールに沈んだ巨大な樹根をガラス越しに見ていると、変な言い方だけど、魂が震えるというか、頭がおかしくなるというか、いてもたってもいられないような気分になる。こんな気持ちにさせる場所って私にとって他にない。同居人にも「気持ちが分かる」と言ってもらえて嬉しかった。


往路の交通手段。新宿発の夜行列車「ムーンライト信州」は超・満席。
南小谷駅から糸魚川駅までは、雨による河川の護岸壁崩落のためバスによる代行運転が行われていた。座席はきつかったけど、単線に沿って車道をゆくのも悪くない。
富山から名古屋まではワイドビューひだを利用。車窓からの眺めは楽しいけど、乗車時間の長さにお尻が痛くなってしまった。


実家に持参したのは、伊勢丹地下でいまだ行列の出来てるノワ・ドゥ・ブールのフィナンシェと、花園饅頭のあんプリン。自分が食べたいものが一番(笑)
東京に戻る前に名駅で購入したのは、坂角総本舗の新・名古屋土産「天富良」。駿河湾産の桜えびを使っているそう。味はどん兵衛天ぷらそばの「天ぷら」を最高に美味しくした感じ。
パステルでは、中京地区限定の「名古屋コーチンプリン&フルーツゼリー」と「西尾産抹茶ゼリーとパンナコッタ」。プリンとゼリーって合うのかなと思ったけど、美味しかった。
新幹線でのおつまみに選んだ「ちくわ稲荷寿し」は、大好きな「ヤマサのちくわ」と「(稲荷寿しの)壷屋」のコラボ弁当。竹輪の天ぷらやうずら卵などがおいなりさんに乗っており、楽しく食べた。


(以下、魚津での写真いくつか)





魚津水族館の「日本で最初のアクリル製トンネル」



…の前にて。子どもの頃はすごく大きく感じてた。



角質を食べる、通称「ドクターフィッシュ」の水槽。同居人が手を入れると、いっぱい寄ってきた!私の手にもだけど(笑)



水族館の外観。変わったのか変わってないのか、全く思い出せず。



魚津埋没林博物館の水中展示館。写真じゃ到底、何たるかは伝えられないけど。



こちらは乾燥展示館。触ることが出来る。