バッド・ティーチャー



銀座シネパトスにて公開二日目に観賞。
オープニング、「本物」の先生たちの映像にかぶるロックパイルの「Teacher,Teacher」にわくわくしていたら、思ってたより結構な「教員映画」だった。まずは「教室にその先生の全てが現れる」ことが示される(後半、体育教師ラッセルが体育館でいわく「ここは見渡す限り俺の領土だ」笑)。キャメロン・ディアス演じる中学教師エリザベスは、冒頭から、泣いてる生徒を見て見ぬふりしたり、理由もなく映画を見せたりといった、教員なら(思わずしたくなるだろうけど!笑)しちゃいけないことばかりする。しかし最後には自分から「問題」にくらいついていく。結末も良かった。


コメディとしてはごつごつしてるし、途中ふと何の話だったっけと思ってしまったけど、楽しかった。ベッドシーンで脱がない…一枚も脱がない!理由付けに感動。あんなくそみたいな(くそとしても中途半端な)役をやれるジャスティン・ティンバーレイクっていい。
キャメロンは文句無し、洗車シーンもいいけど、最後にお尻にボールぶつけられてキャッとか、ああいうのがやっぱり最高。
ジェイソン・シーゲル演じる同僚ラッセルの「仕事を見つけるんだ、教員以外なら何でも」というセリフがいい。あんな教員でも好いてる、まず彼女ありきなんだから。でも、悪くないけど、私が彼の顔を苦手だからというのもあってか、最初はその気がなかったけど…という相手役としては「ブライズメイズ」の警官さんに負けまくりだよなあ!と思ってしまった。あの絶妙なぶさいくぶり、一つ一つの状況のロマンチックなこと。こちらでは主人公に対して「そんな邪険にしてひどい!」なんて微塵も思わなかったもん(笑)