アレクサンダー・ゴドノフ


「80デイズ」でつぶされて死んだのは、マギーQじゃなくてカレン・モクでした。


日曜洋画劇場で観ちゃった「ダイ・ハード」。やっぱり面白い〜。
(ちなみに「ダイ・ハード4.0」の感想はコチラ
首絞められて吊るされても生き残る、テロリスト一味のカール=アレクサンダー・ゴドノフは印象的だ。ダンサー出身だから身体が軽く、マクレーンに蹴り入れるシーン一つでもワクワクする。


ボリジョイ・バレエ団時代のゴドノフが「ドン・キホーテ」のバジルを踊っているところ。




でもゴドノフといえば、何と言っても「刑事ジョン・ブック」でのアーミッシュの青年・ダニエル役。未亡人ケリー・マクギリスに思いを寄せ、護衛にやってきたハリソン・フォードに冷たくあたる。ちなみに彼にくっついて廻る弟がヴィゴ・モーテンセンなんだけど、こんな兄弟のいるおウチ、手作りのお菓子でもカゴに入れて訪問してみたいものだ。
アーミッシュ」の見学に来た観光客にからかわれても、彼はうつむいてやりすごすが、都会の刑事であるハリソンは思わず殴ってしまう。そうした振る舞いが、ラストシーンのような結果につながる。それは良いとか悪いとかでなく、仕方の無いことだ。男二人には、どちらにも、守らなければならない世界がある。
ちなみにイライジャ・ウッドが変なブルース・ウィリスに諭されて世界を巡る「ノース 小さな旅人」では、ゴドノフとケリー・マクギリスがアーミッシュの夫婦となっている。検索したけどDVD出てなかった。面白いんだけど。


ゴドノフの他のメジャーな出演作は、トム・ハンクスシェリー・ロングの買った家がドリフのように壊れる「マネー・ピット」かな?
これと「ダイ・ハード1」には、ベートーヴェン交響曲第9番が流れるという共通点がある。ラストシーンで、マエストロ役のゴドノフが、やっとこさ家の修理を終えた二人の結婚式を祝って指揮をする。冒頭に出てくる、彼のでかいポートレートが笑える。ウチに欲しいかも…


マネーピット [DVD]

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「マネー・ピット」で、急に引っ越さなければならなくなった二人は慌てて住居を探す。しかしニューヨークでは、お金を積んでさえ物件はなく、結局知り合いの不動産屋にいわくつきを売りつけられてしまう。
最近では「プラダを着た悪魔」(原作本の方)にも「ニューヨークで住居を探すことの困難さ」が描かれてたけど、そこまで深刻なのっていまいちピンとこない。どんなかんじなんだろう。
ちなみに「映画に出てくる不動産屋」というの、一度まとめてみたい。それこそ「マネー・ピット」のジョギングおやじから、「ハリウッド的殺人事件」のハリソン・フォード、「スパングリッシュ」のトーマス・ヘイデン・チャーチとか。本格的なものでは、前も日記に書いたけど「摩天楼を夢みて」とか。



…って、ゴドノフからずいぶん話、それちゃったけど。