マイケル・ケインasアルフィー



ジュード・ロウ版の公式サイトができたのをキッカケに、オリジナルのマイケル・ケイン版を久々に観てみました。はぁ〜かっこいい…
このころはまだ痩せてるので(でも普段は「79キロ」…と、作中で言っている)頬に肉がついてなくて、顔が長いのがよくわかるんだけど、だからこそ、あの運転手帽(写真参照)がめちゃめちゃ似合う。


「主人公がこちらに語りかけてくる映画」で私がぱっと思いつくベスト3は「アルフィー」「フェリスはある朝突然に」「ハイ・フェディリティ」なのですが、喋りまくり度では何といってもアルフィーがいちばん!ジュード版も、トレイラー観てみたらやっぱりそういうカンジみたい。彼も診察室でハダカにさせられるのかな…(笑)


アルフィーが幾人もの女とつきあって得たものは「数シリングと、車と、服」だそうだけど、金持ちひっかけてデカイもん得ようとか、究極のパートナー探そうとか、そういうの、彼にはない。ただその場その場で、自分のジャマにならない女と接触を繰り返すだけ。子供ができたら溺愛しちゃうってのも、中途半端にダメ度を高めるばかり。なんだか身につまされるというか…モテとか子供好きとかそういう性分の問題じゃなくて、目的がないという点で…ある意味、自分で言うのも何だけど、純粋なんじゃないかと思う。
最後に犬と歩いてくアルフィーの後姿見ると、人生これだっていいじゃん?とせつなくも可笑しい気持ちになる。


そういやちょっと前、BS2で「ヤング・シャーロックホームズ/ピラミッドの謎」やってた。若き日のホームズが、ワトスンに「どうしよう?」と意見を求めたりする、カワイイお話。マイケル・ケインもホームズやってる&犬が出てくるってことで、ちょっとつながりが…