▽劇場で見た一般公開作の中からお気に入り10作を見た順に。
▼Four Daughters フォー・ドーターズ (感想)
▼FEMME フェム (感想)
▼ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今 (感想)
▼よみがえる声 (感想)
▼ハード・トゥルース 母の日に願うこと (感想)
▼佐藤さんと佐藤さん (感想)
▼これからの私たち All Shall Be Well (感想)
▽映画祭・特集上映で見た中から3作。
▼シティ・オブ・ウインド(モンゴル映画祭) (感想)
▽リメイク、リブートでは『秘顔』が圧勝。『エマニュエル』もよかったことを思うと語り直しに私が求めているものが分かる、いや同じようなものを求める作り手がいるから制作されるんだろう。韓国なら『ハンサム・ガイズ』も悪くなかったけど、その理由にも通じるところがある。『ローズ家 崖っぷちの夫婦』も楽しかった。

▽今年最後に映画館で見たのは、サイモン・ネイピア=ベルが手掛けた『ジョージ・マイケル 栄光の輝きと心の闇』(2023)。
同年にNetflixで配信された『Wham!』がアンドリューが「ヨグを『ジョージ・マイケル』として世に送り出す」までの物語なら、こちらは「ジョージ・マイケル」のその後の道のり…といっても一人で歩んだ当人がいないのだから徹頭徹尾、外から見てその時々の彼はどうだったかが語られる。私には特殊かつ良心的な作りに思われた。入れ替わり立ち替わり関係者や専門家がジョージについて饒舌に語るのに、他人をそうさせる存在だということが際立っていた。ジョニー・ダグラスの「凄いミュージシャンではなかったが、曲を最高の状態で提供することができた」というコメントなど面白かった。
スティーヴン・フライやルーファス・ウェインライトもコメントを寄せているが、ゲイであることで差別される苦しみや偏見と闘う姿勢はジョージ自身がインタビューに答える映像から、というかそこからのみ強く伝わってきた。オープンリーゲイであるサイモン・ネイピア=ベルがどういう意図でこのような映画に仕立てたのか分からないけれど、私には何十年も前のジョージの、「受けると決めれば全てに真面目に答えていた」インタビュー映像は、何十年か後を生きる私達を信頼して映画の作り手から投げ掛けられた問いのように思われた。