Paul McCartney Freshen Up Japan tour 2018



10月31日の東京ドーム公演に出向く。午後休暇を取った同居人が「コースターを待って」撮っておいてくれた写真がいい☆私はほぼ滑り込んだ形で、彼が作ってきてくれたスモークサーモンとサラダ菜のサンドイッチをゲート前で食べて腹ごしらえ。
始まる前はまあいつも同じだし…と思うし実際同じと言えば(「と言えば」だよ)同じなんだけど、楽しくてあっという間に終わってしまう。これがまあ、「いつも同じ」だ(笑)「freshen up」のニュアンスは知らなかったけれど、言葉の意味は言葉と結びついた体験でもたらされるから、私はポールのライブによってこの言葉の意味を知ったことになる。これが「freshen up」かあ、と。


毎度言うように、ポールのライブではウイングスの曲がとてつもなくいい。新曲もいいから、「Come On to Me」〜「Let Me Roll It」でまず気持ちがあがる。「Come On to Me」からのホーンセクションはビートルズの曲にまで及び、ウイングス色が強くなる(どれもポールなんだから分けることもないけれど、ライブじゃ当人が「ウイングスファンのために」とか「昔の曲」「今の曲」(そして「それらの間の曲」)とかいう言い方をするからね、そういう形の思いやりゆえ。「男性」「女性」はそのうち廃止されるのだろうか)。
そんなに好きな曲じゃないけれど、ポールがジョンを歌わない「I've Got a Feeling」には改めてジョンを強く感じる。それから、今回はステージ前方の照明がいつになくまぶしく感じられたものだけど(以前もそうで、私の勘違いかもしれないけれど)、「Hey Jude」の時に客席の大勢がスマホのライトを振るとその明かりが「呼応」に感じられ、お互いに照らし合うあの時間、とてもよかった。