鈴本演芸場正月初席第三部



三増紋之助(曲独楽)
柳亭こみち「民謡大家」
柳家さん生(百面相)
おしどり(音曲漫才)
宝井琴調赤穂義士銘々伝(一部)」
ホンキートンク(漫才)
春風亭一朝初天神
五街道雲助「子ほめ」
桃月庵白酒「ざる屋」
柳家小菊(粋曲)
柳家権太楼「ジャンバラヤ
 (中入)
太神楽社中(壽獅子)
柳家小三治(漫談)
江戸家小猫(ものまね)
柳家喬太郎「茶代」
林家正楽紙切り
柳家三三湯屋番」
 (1/2・鈴本演芸場


平成三十年、三日じゃないけど第三部、トリが三三、はねて上野駅の改札を通ったらスイカの残金が333円だった(笑)
鈴本は寄席の中では最も「本寸法」なのにも関わらず(隅から隅までお飾りだってあるにも関わらず)、正月気分をあまり感じない。しかし楽しかった。小三治のネタを作中で拾って「これでいいでしょう」と言う三三など、トリのレベルの人が揃う初席ならではだ。


権太楼の「ジャンバラヤ」を久々に聞いて思ったことに、この噺の、レストラン、二人きり、バンド、ジャンバラヤ、リクエスト、の流れって、権太楼の「くしゃみ講釈」の一番「いい」ところ、胡椒を買うんだよ、今行くんだよ、おめえが行くんだよ、の畳み掛けに似ている。得意の調子で演る、見事な「ネタ」なんである。