週末の記録



土曜日は「映画のポケット」で話をするため阿佐ヶ谷へ。中途半端な時間に着いてしまったので、駅ビルをうろついて、地元のお店らしいカフェラカムで休憩。阿佐ヶ谷ロールというのは売り切れだったので、「本日のおすすめ」のモンブラン。ロールケーキを割った中に「モンブラン」が入ってるという珍しいもので、懐かしい、たっぷりした感じの味。手前はおまけ?のチョコレートケーキ。


ここでお礼を…「映画のポケット」で私の話を聞いてくださった方々、ありがとうございました。とても楽しい時間を過ごせました。詳しく書いていいのか分からないけど、頂いたお菓子、美味しかったです。映画のプレゼントも嬉しかったです。話題に関連して教えてもらった作品を見るのも楽しみ。
こういう形で話をしたことで、自分の映画の見方を再確認できたのも面白かった。「物語」としてしか見られないから、一部分を切り取っても「意味が無い」ように感じられて、抜粋が難しかった。
話したかったことは、予定の半分くらいしか話せず。「世にも不思議なアメージング・ストーリー」のことを忘れてたし、近年の教員ものとして、マーク・ウェブの「アメイジングスパイダーマン」の「教員」の使い方は素材感とでもいうようなものがあって面白かった、とか、マイク・リーの「ハッピー・ゴー・ラッキー」は、小学校の先生という「教える側」のサリー・ホーキンスがプライベートではフラメンコや車の運転を習うなど「教わる側」になるが「先生」達は皆対人関係が上手くいっていない、でもって最後にサリーと同じく教員の同居人が「私達はハッピーね」と語り合い終わるって、これをどう捉えていいのか分からない、誰か何か思った人いませんか、とか、三時間弱のうち一時間は教員であるグザヴィエ・ドランの「わたしはロランス」を見返すと「アデル、ブルーは熱い色」のレア・セドゥのくそさが再確認できる、とか。
それにしても、この世で一番好きな映画の一つ「エージェント・ゾーハン」の話をしてる時の幸福感といったら、コメディ映画って特別だなあ、好きなコメディ映画の紹介でもすればよかった、などと思ったくらい(笑・でもって他の人の話も聞いてみたい!)ベスト3なら後の二つは「トップ・シークレット」と「コーンヘッズ」かな(いちおう80年代→90年代→00年代とカバーできるし・笑)



↑クリス・ファーレイがサブウェイのサンドイッチを食べる彼女の姿にますます惚れちゃうというこのシーン、好き(笑)



日曜日はお昼から「超高速!参勤交代」を見に、この映画ならこの劇場だろうとTOHOシネマズ日本橋へ。ほぼ満席だったので、前日に予約しておいてよかった。
冒頭、佐々木蔵之介が、農民が収穫した大根の土を拭ってその場で齧る場面に、「春を背負って」の舞台挨拶で壇ふみが「監督が私が掘る大根について『本物じゃない』と延々文句を付けて…」と明かしたのを思い出す。でも、私の実家の畑でも大根作ってたのに、採れ立ての記憶が薄く、この映画に出てくるのが「本物」に見えるかどうか判断できなかった。
「クライマックス」では、ふと「黒子のバスケ」脅迫事件の容疑者が陳述したという「無敵の人」(人間関係や社会的地位を持たないため犯罪に抵抗の無い人との意味)という言葉を思い出した。この映画は、「正しい」か否かはともかく、失う物が無い者より失う物がある者の方が「強い」ということを主張してるんだなと。まあ、そうあってほしいという願いの表れてる「物語」は多々あるのかな。



銀座まで歩いてちょこっと買い物して、みゆき館本館の窓際の席で休憩。看板の出ていた「完熟パインのタルト」が売り切れだったので、マカロンパフェのモカ。マカロンでクリームを掬って食べることのできる機会ってなかなか無いから嬉しい(笑)