PAUL McCARTNEY OUT THERE JAPAN TOUR



ポール・マッカートニー「OUT THERE JAPAN TOUR」東京ドーム公演二日目。前回の来日時に参加した同居人が「とてもよかったから、是非見せたい」とチケットを確保してくれたもの。


たっぷり三時間弱、あまりに楽しすぎて、ずっとその中に居たかった。最初から楽しいのに時が進む程に益々楽しくなっていくんだもの。アリーナ中央辺りの良席で、私の身長でもポールがしっかり見える、ばかりか、頑張って投網すれば捕まえられそう!な距離。
新譜「NEW」を聴いた際、ボウイの「Reality」('03)を連想したんだけど、この日も「Eight Days a Week」→「Save Us」というオープニングに、「Rebel Rebel」→「New Killer Star」で始まる「Reality Tour」を思い出した。今思えばあの頃のボウイ様は「まだ」50代だったんだなあ。ポールはもう70過ぎだけど、全然元気、というか、年齢が「気にならない」。冒頭着ていた「Sir」っぽい黒の長ジャケットがとてもお似合い。同居人いわく「ポールはやっぱりあのブーツだよなあ、昔から!」。曲間におどける食えない感じがもう、いかにも「ポール」で嬉しいやら何やら。


中学生の頃は毎日ビートルズ聴いてたものだから、「本物」だ!と興奮しちゃったし、新譜の曲にも感じ入っちゃったけど(「Queenie Eye」から「Lady Madonna」への流れが最高)、ウイングスの曲の数々が素晴らしかった!「Let Me Roll It」「1985」のかっこいいこと、「Band on the Run」なんて思い入れも無いのにイントロで涙が出そうになってしまった(しかも曲の途中じゃシャウトまで聴けた!)
周囲も騒いでたから、心おきなく歌い踊ることが出来た。歌の方は一応、ほぼ口パクね(笑)ビートルズの曲を歌う際にはコーラスの方に回ってしまうのを面白く思ったり、踊りの感じが皆違っちゃうのには、色んな曲があるんだなあと思ったり。
大好きな「I've Just Seen a Face」と「あの娘におせっかい」が聴けなかったのは残念だけど、「I Saw Her Standing There」でチャラってことで…(笑・聴くと、結局自分がこの世で一番好きな曲はこれじゃないかと思う)