KIRINJI TOUR 2013



キリンジ、弟脱退を前にした二人での最後のツアー。ファンクラブは抜けて(←いい席取れないから)先行販売も外れたけど、一般発売日のくそ寒い朝から同居人が実店舗に並んでチケット取ってくれた。


新譜のインスト「dusty spring field」の後に幕が開いたら「グッデイ・グッバイ」。弟の美声、謎の電光掲示板、お兄ちゃんのへなへなのパート、ああキリンジだと思う。この日はとくに二人ともギターごりごりで、他のメンバー皆合わせて、バンド!って感じだった。
「愛のCoda」→「タンデム・ラナウェイ」のキラキラかっこいいこと、私が好きになった切っ掛けの「さよならデイジーチェイン」がまたしても聴けたし、新譜で一番お気に入りの「夢見て眠りよ」はやっぱり楽しかった。
弟の声、高いところが出なくなっていた。MCほぼ無しで3時間歌い続けてのアンコールの時は自分でも謝ってたけど、最初の方から、高音が出てないのもそうだし、用語?が分からないけど、キャリアの長い歌手がよくそうなるように、リズムの重心がすごく後ろに行ってて、びっくりした。別にイヤじゃないけど、キリンジの全てが「成熟」し切ってるのを感じた。
最後の最後は「悪玉」。それも終わって(弟)「まあでもキリンジが無くなるわけじゃないし」(兄)「泰行さんもがんばってくださいよ」(弟)「よかったら僕のライブにも来て下さい」ってな感じ。感傷は無いけど優しさはある、楽しい時間。変なものだけど、他の音楽も急に色々聴きたくなった。


原宿駅のホームに着いたら、入ってきたのが「みどりの山手線」。やっと会えて嬉しい☆