白鳥倶楽部



三遊亭白鳥「勘当舟」
(中入)
三遊亭白鳥「砂漠のバー止り木」
 (2/9・お江戸日本橋亭


大入満員。幕が上がるとめくりに「白鳥」とあるので珍しいなと思ったら、前座無しで「代わりに自分が雑談を」。「独演会」の出演者がほんとに一人だと嬉しい(笑)「日常で遭遇したドラマのような話」を20分程してから、いったん下りて上り直し。


今回もCD用に録音するとかで「時事ネタの中にもよく出来てる(から捨てがたい?)ものもあるんです」「10年前に頭を戻していただかないといけませんが…笑」と本編へ。「戦争反対を訴える噺を、江戸時代を舞台に、できれば吉原を絡めて」との依頼で?作ったそう。「勘当舟」の説明(道楽息子の贅沢による三艘立の猪牙舟のこと)に続き、ブッシュと金正日の大川でのボートレース。オバマに変更して演ってたこともあるみたいだけど、キャラが合わないから「10年前に戻」らざるを得ないんだろう。CD用に仕草(ローリング漕ぎ&バタ足)の所は事後の説明付き。結局全然「戦争反対」の話になってない所が好きだ(笑)


中入後「古典落語の面白いのは、あるわけないけどもしかしたら…と思わせるところ」と、好きな噺として「だくだく」「愛宕山」を挙げる。雪の積もった校庭に「愛宕山」する枕には笑ってしまった。何度か聴いてるオハコの本編は、会話の部分がよりパワーアップしており面白かった。