三遊亭遊雀勉強会


柳家小蝠「やかんなめ」
三遊亭遊雀「小言幸兵衛」
 (仲入り)
三遊亭遊雀居残り佐平次


まずは本人から挨拶。マクラ?に「初めて動物病院に行った話」。「犬だらけの場は人間社会の縮図」…漫談みたいで笑ってしまった。
当日の二席について「昔はらくだや居残り佐平次なんてつまらないと思ってたけど、やってみたら面白い」「その面白さが伝わるか分からないけど、ともかく自分の中ではにこにこしながらやってる」。実際とても楽しそうだった。


「小言幸兵衛」のマクラは「最近は文句を言われるということがない、学校の子どもでさえ…」と、学校寄席について。扇橋師匠に同行した際、いわゆる「ヤンキー」ばかりを前に、師匠がマクラもなしに「鰍沢」を始めたら皆しーんと聴き入り、最後に拍手が起こったそう。「(この例とは逆に)これなら分かるでしょ、と『降りて』やると、相手はそれを感じとって反抗的になるのかも」。
後半はマクラ無しで「居残り佐平次」。この噺って、佐平次が自分の正体を明かす所でぱあっと粋な感じがするのが快感だから、それが似合う人ががいいと思うんだけど、遊雀さんも意外と?はまってた。「ドロン」も良かった(笑)