ターミネーター4


先行上映2日目の夜、新宿ピカデリーにて観賞。満席でした。



ターミネーター」って、私にとってはまず「人間っぽいけど人間じゃない機械が出てくる」というのが面白い。シュワちゃんが自分の腕を縫ったり目玉を取り出したり、データに沿った言動しかしなかったりというあたりが、ほほえましく楽しい。今回はそういうのが入る余地がなく、少し寂しかった。
それから「追われる者、追う者、守る者が一定である」ってこと。より「個人的」な話が好きだから。例えば一作目では、彼一体がサラを執拗に追ってくるのがいい。それに比べて今回は、「一番に狙われるのはカイル」とはいえ、「人間vs.マシン」の話になってるから、どこを向いても人間が機械に襲われてるって感じで、あまり心動かされなかった。


お馴染みの「マシンの目で見た世界(ターゲット)」画面が何度も挿入されたけど、少なくとも「ターミネーター」においては、不特定多数のマシンの視界には興味が持てない。特定のターミネーターの目だから、こんなの見てるんだ〜って面白く感じる。


目当てのクリスチャン・べールについては、未だに、こんな人がリーダーの役なんて…と思ってしまう(笑)
マーカス・ライト役のサム・ワーシントンとカイル・リース役のアントン・イェルチンは、どちらもすごく魅力的に撮られてて、出演してよかったね〜と思った。前者は同行者いわく「ディカプリオとヒース・レジャーを足して2で割った感じ」。後者は「チャーリー・バートレット」「スター・トレック」に比べ、好かれる要素しかないキャラクター。少し(1・2作目の)マイケル・ビーンの面影もあるけど、なぜか彼よりも80年代ぽく見えた(笑)


スカイネットの中枢に忍び込むに至り、マシンによるマシンのための施設ってことは、人間的な快適さは必要ないわけだから、どんな所なんだろう?と期待していたら、いたって「普通」のデザインだったのでちょっとがっかり。大体なぜ照明があるんだろう?なんて、考えたらキリがないけど…