週末近辺の記録



バレンタインデーはお菓子の作り合いをした。夜ごはんの前に同居人の…名前はとくにないお菓子(ココアとシナモンときなこ味・写真、その他幾つか)、後に私のガトーショコラを食べる。いつものことだけど、何の変哲もないものでも、作り手が、なぜこれを作ろうと思ったか、いかに工夫したか、いかに美味しいか(笑)語りながら食べる。実際美味しかった。
次の日の朝はドーナツプラントのバレンタインドーナツ。2日間限定で、丸じゃなくハート型になっていたので買ってしまった。1個500円と高くてでかい。フォークを使った。


上野にルーヴル美術館展を観に行った。入口にピエール・エルメの展覧会限定商品マリー・アントワネットロゴマークが可愛い。手が伸びたけど、同行者が再度仕事で来る際「おみやげ」として買ってきてくれることに。会場では、小さな嗅ぎ煙草入れや大きなタペストリーに描かれた絵の繊細さ、絵画「狩猟服を着たマリー・アントワネット」のヴィヴィッド感などに心動かされた。
お昼は精養軒本店の1階カフェで、ハンバーグと魚介のフリカッセのセット。昔懐かしい洋食屋さんのコーンポタージュが美味しかった。公園を歩いて戻る際、早咲きの桜が見られた。


バルト9で「団塊ボーイズ」を観た。おじさん4人がハーレーで当てのない旅に出る話。当然ながら、気ままに行こうと宣言するのは生来気ままでない人である。世の中は結局そういう人のほうが多数派なんだと感じて、ちょっと寂しくなった。それに物語の最後を飾るのが「喧嘩」というのが好みでない。倫理的にどうとかじゃなく、かっこいい人がかっこいい暴力を振るうとこなら見たいけど、かっこよくなかったから(しかもケリは「イージーライダー」がつけてくれる)。私にとって一番見ものだったのは、田舎の暴走族のリーダー、レイ・リオッタが怒ると目の下のこまかい筋肉がぶるぶるするところ(笑)


「ペイルライダー」を観た。

ペイルライダー [DVD]

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「サンダーボルト」(私のオールタイムベスト10に入る好きな作品)と同じく、イーストウッドは神父の格好。いつも通りの暗い画面の中で、その白襟はやたらぴかぴかしている。岩を砕いて砂金を探す、西部の小さな村。斧をふりあげるシーンで、同居人は「やっぱりイーストウッドが一番効率的に斧を使ってる」と言っていた。
うちでは、映画の結末を勘違いしていることを「愛の嵐」と呼んでるんだけど(この日の日記参照)(ちなみに、映画の中の迷惑な人は「モスキート・コースト」と呼ばれる)今回もそれがあった(笑)