「将来何が起こるかなんて、誰にも分からない。今判断できる最善の方法をとるんだ」
↑「ウェディング・クラッシャーズ」でのクリストファー・ウォーケンのセリフ。
最近(実生活で)当たり前のことを言われて「確かにその通りだ」と思うことが多い。
新宿バルト9での初鑑賞作品は「ドリームガールズ」。
三丁目イーストビルのエレベータは、バルト9の受付フロアの9階どまり。それより上の「国内最高層に位置するシネコン」の各劇場に行くにはエスカレータを使う。エスカレータの角度も速度も「急め」で、若い人向けの施設だなあと思った。窓からは甲州街道沿いの、新宿御苑と都立新宿高校(の屋上プール)が見えた。まぶしすぎる上に、さほどよい眺めじゃない。四谷区民センター内のモスバーガーからの眺めの方が好き。
時間があったんで、いったん9階に戻り、カフェでドリンクとピスタチオを買ってもらう。コーヒーは美味しかったけど、長蛇の列に対して一人で切り盛り?していたお姉さんは大変そうだった。
映画の方は、最近「アメリカン・ドリームズ」と「アメリカン・アイドル WORST」を観たのがタイムリーだった。
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本題。
「ドリームガールズ」は良かった。冒頭から…というか、まだストーリーも始まっていない、スピーディに描かれる冒頭になぜか一番、目頭がじんとした。その後は、音楽を愛する「ファミリー」が、各人の思惑やタイミングのズレによって翻弄される話となる。
最も共感した、というか心が高揚したのは、エディ・マーフィ演じる大御所シンガーのジミーが「お次はメロウなナンバーを…」とか何とか紹介されて登場したものの、途中でキレて「ジミーのラップ」を始めるところ。そう、何もかも、あんなタルいの、私もイヤだ。
エディ・マーフィはほんとに達者だった。へんなシャツだな〜と思ってるとこにジェイミー・フォックスに「そんなもん着るな」と言われるシーンには笑ったけど。
ブラックミュージックはよくわからない。「Onenight only」はディスコバージョンの方が全然いいと思ったし(このパクリ具合は、ヒット曲の紅白歌合戦バージョンのようなカンジだと思った)、皆がエフィを囲んで「Family」を歌うところは、あんなんで丸め込もうとしてる〜と可笑しくて、吹き出してしまった。彼女が「It's all over」を歌う所は歌舞伎みたいだと思った。そうそう、この時もだけど、やたら鏡とか、向こうが透けて見えるセットとかが多かった。
ダンスシーンはもっと見たかったな。C.C.が振り付けしてるシーンが楽しかった。