コニー&カーラ


コニー & カーラ [DVD]

コニー & カーラ [DVD]


これは(内容に比して?)ジャケが良すぎかも(笑)
「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」の富士額花嫁さん、ニア・ヴァルダロスが脚本&主演した第二作。ギャングに追われる売れない女性デュオが男のフリをしてドラッグクイーンとなり、人気者に…



ナンシー関カウリスマキの「真夜中の虹」について書いた文章において「映画やドラマをみていてイライラすることのひとつは、登場人物の「そんなバカなことしないだろ」という行動」だというようなことを言ってるけど、コニーとカーラは、まさにそんな過程を経て、「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」をBGMにハイウェイをとばしてロス入り。このへんのドタバタが、いまいち私の趣味じゃなくって。「女二人、クルマをとばして映画」ではやはり「ロミーとミッシェルの場合」(ASIN:B0009GXJCQ)が一番好きかなあ。
ドラッグクイーンの面々の個性があまり見えてこなかったのも残念。こういう映画には「お部屋改装」シーンがつきものだけど、アフターのインテリアがあまりステキじゃなかったのも残念。あと、相手役のデヴィッド・ドゥカブニーが地味すぎるってのもある。
ちなみにジャケの二人はキャップをかぶってるけど、これは作中、ロスに来たばかりの彼女たちが「スターのお宅見学ツアー」に参加した際の格好。このときに限らず、いつもべったりくっついて喋ってるうえ、とくに気の利いたことを言うわけでもなく…ガイドさんじゃないけど少々イライラさせられる(笑)
でもショーの場面は楽しかったし、後味は良いです。


全米のショーをめぐって彼女達を探し歩くうち、どんどんツウになってしまう殺し屋のおじさんがいい味出してる。「ボス、すごいお知らせがあるんですよ!「ヘアスプレー」のチケットが取れました」