ウィンブルドン


ポール・ベタニーキルスティン・ダンストのworking title新作」だというのに、東京では一館のみ、ユナイテッドシネマとしまえんでの上映。


31歳のテニスプレイヤー・ピーター(ベタニー)は現在世界ランキング119位。体力の限界を感じ引退を考えていた。しかし最後の舞台ウィンブルドンで、新進女子プレイヤーのリジー(ダンスト)と出会い、運命が回転してゆく。



ラブ・アクチュアリー」では「飛行場には愛がある」と言ってたけど、この映画でも、飛行場にはやはり愛がありました。
最初のうちベタニーは「スタイルのいいヒュー・グラント」にしか見えなかったけど(実際当初は彼がキャスティングされてたそうだけど、さすがに年がいきすぎだし、あの身のこなしじゃあムリだろう)、面白かったです。うーんでもやっぱり私は、ベタニーは、普通の洋服着てるときの方が好きだな…


それにしても、男が体力を発揮する姿というのは、若い男性の無邪気なそれであっても、この映画のポール・ベタニーのように「テニスの世界ではママくらいの年齢といっていい」ほどの男性の必死こいたそれであっても、いずれにせよ魅力的であるということを再確認しました。でも持久戦になるとやっぱりツライよね…←テニスの話
私、テニスのこと全然知らないけど、観るのは結構好きなんです。打つときに出るうめき声みたいのもセクシーだし(笑)この映画はマッケンローが出てるし、ウィンブルドン側が初めてコートの撮影許可を出したそうなので、好きな人にはそういうとこも面白いかな?テニス界の裏側はあまり出てきませんが、いわゆる選手村?のランチの様子や、決勝戦に赴くシーンなど、へえ〜と面白かったです。そうそう、ラインの判定をする女性のカッコって、あれ制服なのかな。全員小花模様のワンピースなの。
キルスティンが「ボールのないテニス」をするシーン可愛かったなあ。ベタニーの試合を眺める表情も良かった。彼女のプレイがあまり描かれず、ラストにナレーションで説明されて終わりだったのはちょっと寂しかったけど。
でも、オフにあんな外うろうろして、足くじかないかなあと心配しちゃった。イギリスは路面がいつも濡れてるもんだから(笑)余計ね、ああいう靴じゃつるっと行きそうで。


ところで二人が朝食にベッドで食べてた麩菓子みたいのは何だろう…固めの「スポティッド・ディック」とでもいうようなカンジのやつ。


エンドクレジット見てたら、キルスティンのメイクは「ワタナベノリコ」さんという日本人が担当したとのこと。彼女はサム・ニール(キルスティンの父親役)の奥さんなんだって。どんな女性なんだろう。
あと、ピーターの友人のドイツ人プレイヤー役の人がすごくかっこよかった。この右の彼。ニコライ・コスター・ワルドー…って、検索したら「ブラックホーク・ダウン」に出てるけど、全く覚えていない。見返してみようかな。