ヴィレッジ


「ヴィレッジ」観て来ました。(以下、ネタバレはしてません)
とある山の中。森には恐ろしい怪物がいると言われ、皆は境界線を守って暮らしていた。しかし動物が皮を剥がれる事件が幾度も起こり、村は混乱に…



ちょっとびっくりしてしまった。だってこの話、(シャマラン監督なのに)ちゃんと「スジが通ってる」。
だからといって「納得させられる」わけじゃないんだけど。登場人物一人ひとりは極めてまっとうなこと言ってるんだけど、「そんなこと、あるわけないじゃん!」と(笑)
ストーリーだけを取り上げると、日本人ならこういう話、一度は漫画で読んだことあるんじゃないかな?先日書いた今市子「孤島の姫君」とか、まつざきあけみの作品にも似たようなものが…これ以上はネタバレになるので言えないけど。
(ちなみに主人公は山岸凉子の「白眼子」に似ています。盲目だけど、特定の人物を感知することができる。愛する人だから見えるのか、見える人だから愛するのか、わかんないけど)
でも映画ってスジだけじゃなくて、とくにこの監督の場合、笑っちゃうほどのテンションの高さを求めて(私は)観てるわけだから、今回もなかなか面白かったです。
村の冠婚葬祭の様子もいいし。何度も取り上げてるお気に入り映画「刑事ジョン・ブック/目撃者」なんかもそうだけど、ああいう描写って楽しいよね(「刑事〜」は実在するアーミッシュの村で撮影してるから余計面白いんだけど)。皆が何食べてるか、もっとハッキリ見たかった。あと、お皿洗ってるときの白いアワアワは何?(洗剤とか、ないよね?)とか。


残念だったのは、ホアキンの見せ場が少ないこと!も〜7割がたホアキン観に行ったようなもんなのにー。
ラブシーンとか、やはりどことなく妙なカンジで良かったけども。あと、替わりといっちゃなんだけど、クローゼットの中のエイドリアン・ブロディに笑ってしまった。「サイン」でキスチョコ帽かぶってたホアキンにはかなわないけど(笑)
マイケル・ピットも相変わらず可愛かったです。わりと重要な役。