BBCが2002年に製作した「バスカヴィルの獣犬」(ASIN:B0000AZSK5)みました。以前の日記でこんなこと書いたけど、イアン・ハートがワトスンをやったコレ、未見だったので。
「バスカヴィル家の犬」というと、子供のころ読んだ際、なんといっても犯人が(ネタバレ→)犬の顔面にリンを塗って光らせてたのが印象的だったのですが、今回はそのようなことはありませんでした。クラシカルすぎるトリックだからかな。


途中、ホームズが水の入ったグラスに、吸い終わったタバコを捨てるシーンがあります。
原作でそのような描写があったかどうか忘れたけど、グラナダテレビ版でも、朝食の半熟ボイルドエッグの食べ残しを灰皿代わりにするシーンがちょくちょくある。今現在の日本人である私からすると、なんとなくお行儀が悪いように思うのですが、常識の違いなんだろうなあ。
あとこのホームズ、犯人を捕まえに行く際、クスリ打って恍惚となってから出向くのですが、映像でここまでストレートに描いてるのは初めて観たので可笑しかった。



グラナダテレビ版では、兄のマイクロフトがホームズに全く似ていないのでぎゃふんとさせられたものですが(原作ではどういう記述だったか、これまた忘れた)、実はホームズとその兄、しかも(バスカヴィルの)ヘンリー卿を全て演じてる人がいて、誰かというとクリストファー・リー。(それに関するページ(英)、ジャケ写とかカッコいい)
まずハマー・フィルムの「バスカヴィル家の犬」でヘンリー卿、その後ドラマ版でホームズを、最後にビリー・ワイルダーの「シャーロック・ホームズの冒険」で兄を演じています。
…しかし私はどの作品もビデオみかけたことありません。ハマーの以外は日本じゃソフト化されてないんじゃないかな。観たいのになあ。
(参考リンク:ホームズを演じた俳優のフォトギャラリー


クリストファー・リーは1922年5月27日うまれの双子座。この日が奇しくもヴィンセント・プライスの誕生日でもあるのは有名な話。ポール・ベタニーとも一緒だ。
私じつは「ロード・オブ・ザ・リング」観たことなくて、ホラーにも詳しくないので、クリストファー・リーというと「グレムリン2」でデカい野菜作ってる科学者を思い出してしまうのですが…新しいのでは「ゴーメンガースト」「スリーピー・ホロウ」くらいかな?
imdbの当該ページみてたら、ティム・バートンの「チョコレート工場の秘密」に出るらしい。役名はまだ出てないけど、何なのかな?同時進行で作られるアニメ「Corpse Bride」にも声をあてるそうです。