私は人生の大半をなんの変哲もないショートヘアで過ごしてるのですが、高校生のころは「ソバージュ」だったし(「濡れた髪」仕上げ)、大学入ってからは、ロングヘアにパーマかけてでっかいフワフワにしたい!と試みたことがあるし(たいへんな失敗…)、その後も短いのに飽きたりして、たまには伸ばすこともあります。
夏に髪がそれなりに長いと、ノースリやキャミソール着たときに肩や腕にさわるんだけど、これが気持ちいいんだよね…そりゃあ、たんに裸になってもそうなるけど、「ちゃんとしてるとき」だと意識のし具合も違うし、自分の身体と仲良くしてるみたいで楽しい。


こんなふうに、身体によって認識される世界は違ってくる。自分を見下ろしたときにつながってるモノは人によって全然違うし、満員電車に乗れば埋まってしまう私と、いつもアタマ出てる男の人とは、まったく違う世界に生きている。
背の高さは変えられないけど、手軽にできる身体環境の変化というのもあって、たとえば髪のばすのもそうだし、メガネかけたり、ヒールの高さかえたり、マフラー巻いたりとか。
映画「恋愛適齢期」のオープニング、若い女のコたちが次々と露出度高いファッションで闊歩するシーンが私には印象的で(ちなみにこの映画は、「若い女専門」の業界オヤジと、熟年脚本家の恋物語)、やっぱりああいうカッコすると、そうなっちゃうよなあ、ああして歩いちゃうよなあと。


私はマフラー巻くのが好きです。自分がまくのも、他人がまくのも、楽しい。